すなぶろ

Pythonistaを目指しているつもりが、Hyのおかげで無事脱線。Clojurian目指すことになりました。

ディープラーニングするPython製の将棋AIを見つけたら2 years ago

AlphaGoってどのくらいの強さなんでしょう。とりあえずべらぼうに強いとは聞いたんですが、囲碁にまったく明るくない私にとっては、ドラゴンボールにおける「宇宙一強い」くらい現実味のないふわふわした印象です。

そんな私にもわかることはあって、なんでも『ディープラーニング』という言葉を世界的に有名にしたらしいですね。『深層学習』って言うと、むしろ漢字なのに意味が遠い気がします。

どこの国でもそうですが、あまりにも文化や常識からかけ離れたものであればあるほど、名前をそのまま取り込む傾向にあるように思います。例えば日本発祥のmai waifuとかwapaneseとか。

私は将棋が好きなので「マシンでディープなラーニングをするショーギ・インテリジェンスがあればプレイできるのに」などと今風なことを考えていたらありました。それもPython製の、まだ開発版のAIが。



その名はGunyanza

blog.wktk.co.jp

昨今流行りのゆるふわ系ネーミングですね。それにしてもponanzaの影響力でかすぎない? 作者のグニャラさんは将棋なんてミリしらだそうで、むしろそういう人こそを私はリスペクトします。

「将棋が弱いほうが強いAIが作れる気がする」というジンクスめいたものを信じているからで、実際にBonanzaの開発者の棋力は初級だとされています。(対して後に登場したponanzaの開発者の棋力はアマチュアでもトップクラスですが)

Bonanzaは将棋AIに新たな時代を見せてくれた記念碑的な作品です。将棋の局面評価に化学反応の式を応用するとかいう背筋が薄ら寒くなるようなアルゴリズムでプロ棋士棋譜を喰らい続け、渡辺明竜王棋王の喉元にまで迫りました。

……という歴史講釈はさておき、私はGunyanzaが気になるので早く触ってみたいです。

READMEに全部書いてありますね。うちのGPUでは処理能力に大きな不安がありますが、ちょっと遊ぶくらいなのでいいでしょう。

そしていま気づくラストコミットの日付

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2 years ago

2 years agoって書いてある。

二年……前……? 二年前ですね。二年前です。

とりあえず遊んでみますね!! 面白かったらまたレビューします!! お疲れ様でした!!